実は大切なリフォーム!レンジフードの交換について
リフォームと聞くと、浴室の交換やトイレの交換、あるいは間取りの変更などを連想する人も多いことと思います。しかし、リフォームはその様な大掛かりな物だけではありません。小規模の設備であっても、リフォームが必要な部分はあるのです。
レンジフードのリフォームも、その様な小規模の物の1つでは無いかと思います。これは確かに規模は小さいかも知れませんが、実は非常に大切なリフォームです。
そこで、ここではレンジフードのリフォームについて、そのアウトラインから注意点まで解説したいと思います。
レンジフードリフォームのアウトライン
まずはレンジフードリフォームのアウトラインについて紹介します。
レンジフードが故障した場合
レンジフードが故障した場合について考えてみましょう。
この場合、換気が上手く行かなくなるので、キッチンでのニオイが屋外に出て行きません。そのため、嫌なニオイが部屋に着いてしまいます。特にLDKの場合にはリビング全体が臭くなる可能性もあります。
レンジフードの耐用年数
それでは、レンジフードの耐用年数はどれくらいなのでしょうか。
これは約10年が目安です。ただし、10年後に突然故障すると言う訳でなく、故障確率が高くなる…という意味です。レンジフードも機械なので、やはり摩耗も発生します。リフォームは必要なのです。
キッチン別レンジフードリフォームのポイント
さて、レンジフードのリフォームのポイントは、キッチンのタイプによっても変わります。
ここでは、それぞれのキッチンについて解説します。
壁に着けるタイプのキッチン
壁付けタイプのキッチンは、レンジフードも壁に着きます。交換も比較的簡単です。
ただし、システムキッチンでLDKに着いている場合には、部屋の雰囲気に合わせたデザインの物を選ぶのがポイントとなります。
ペニンシュラ型キッチン
ペニンシュラ型のキッチンは基本的には対面式になるので、レンジフードもリビング側からダイレクトに見える格好になります。ですから、キッチン全体のデザインと合わせなければ、部屋の雰囲気を壊してしまいます。
キッチン全体のデザインを見ながら選ぶことがポイントです。
アイランド型キッチン
アイランド型キッチンの場合には、レンジフードが天井から出て来る恰好になります。ですから、高さについての配慮がポイントとなります。
また、キッチンはリビングに面するので、デザイン性にも気を付けるべきです。
レンジフードのリフォームの注意点
このリフォームは、確かに小規模ですが、やはり注意点はあります。主な注意点について挙げてみましょう。
DIYのリフォームについて
レンジフードのリフォームは小型の機械の入れ替えの様に見えるので、ネジを外して交換すればOK…に見えるかも知れません。そのためDIYでの工事が可能と思う人も多いことでしょう。
しかし、レンジフードの交換には意外な手間が発生します。
例えば、換気扇用のコンセントを移設しなければならないケースもありますし、施工が不十分だと排気漏れの可能性も高くなります。ちなみに、電気工事には資格が必要です。
ですから、DIYでも高いスキルが必要となるので、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
壁付けから天井付けに換える場合
キッチンを壁付けタイプからアイランド型などに換える場合、レンジフードも壁付けから天井付けに換えなければなりません。そして、この工事は意外な程に規模の大きな工事となります。ですから、費用もそれだけ掛かって来ます。
壁付けから天井付けに換える場合には、レンジフードを動かすための電気まわりの工事だけでなく、ダクトの工事も必要となります。ダクトの設置は天井にも工事が及ぶので、手間もそれだけ掛かって来るのです。