成長に合わせるのが重要!リフォームで作る子供部屋
リフォームは部屋をより良い状態に回復させるのが一般的と言えるでしょう。古くなった内装や設備を新しい物に交換して利便性を上げれば、暮らし心地も良くなるからです。
しかし、リフォームが設備や内装の交換だけかと言うと、必ずしもそれだけではありません。家族の様態に合わせて家を換える場合もあるからです。
さて、ここでテーマに挙げる「子供部屋のリフォーム」は、家族に合わせるケースの典型例です。では、子供部屋のリフォームは、どの様なリフォームになるのでしょうか。
子供部屋は成長に合わせて変え続けるべき
子供の成長は実に早い物です。小さい子供と思っていたら、いつのまにか小学校に入学しますし、その上の学校にも進学してしまいます。生まれた時には進学や独立などは遠い未来の様に思えるかも知れませんが、実際には非常に早く感じる物です。
さて、子供部屋を考えるならば、成長に合わせてリフォームするべきです。
それでは、成長に合わせたリフォームとは、どの様なイメージとなるのでしょうか。
幼児の段階
赤ちゃんは生まれてからしばらくはベビーベッドに居る時間が長いかも知れませんが、動ける様になると途端に行動範囲が広がります。そうするとベッドでは納まりきれなくなり、子供のためのスペースが必要となります。
ただ、幼児の段階であれば、子供部屋を造るのでは無くて、リビングの一部にキッズスペースを設けるのがベターです。と言うのも、幼児の段階は何よりも安全性を第一にしなければならず、「見守る」ことが十分に出来る必要があるからです。
幼児から児童へ
子供の成長はいくつかの段階を経ます。そして、1つの大きな区切りとなるのが「幼児から児童」に変わる段階です。小学校への入学のタイミングです。
この段階が「子供部屋」を造るのに向いている時期と言えます。自分の世界を持つ様にもなり、プライバシーも認めなくてはならないからです。
ですから、この段階のリフォームとしては「子供専用のスペース造り」を主眼とするべきです。理想的には「部屋」を造るのが良いでしょう。しかし、仮にそれが出来ない場合でも、間仕切りで仕切った様なスペースは欲しいです。そのスペースは簡易的であったとしても、子供にとって重要な場所となるからです。
児童から学生へ
児童から学生に変わる時、子供のスペースの重要性は一層高くなります。と言うのも、子供の学習も高度化し、調べ物なども効率的でなければならないからです。
特に今のコロナ渦の中では、学校の授業もオンライン化されています。集中して勉強出来る環境は重要となっています。
この時期のリフォームとしては、子供部屋の機能性をより高度にすることがポイントとなります。机や本棚などの家具を造作の物にして、機能性を向上させるなどが、リフォームの具体案となります。
子供部屋リフォームをする上で想定しておきたい点
次に、リフォームの際で想定しておきたい点について挙げてみます。
次のリフォームも見据える方がベター
先にも挙げた様に、子供部屋は成長に合わせるべきです。子供が成長すると共に、プライバシーを守り、機能的にする必要があります。
さて、子供の成長はは、将来に発生する子供部屋リフォームの必要性を推測する手掛かりになります。例えば、マンションのリビングにキッズスペースを設けるならば、将来的にその位置を仕切って子供部屋にリフォームするケースも考えられます。
そして、それを先読みして、あらかじめ間仕切り壁を付けやすい構造にしておけば、次のリフォームも容易になります。
子供は独立することも覚えておきたい
子供の成長が早いことは前述の通りですが、これは「子供の独立」も、実は早いことを意味します。その場合には子供部屋の必要は無くなります。
その場合には、子供部屋をユーティリティースペースにする場合もあるでしょうし、間仕切り壁を撤去して、リビングを広くすることもあるかも知れません。
その際にもリフォームは必要ですので、工事が簡便に出来る様に、あらかじめ部屋の仕様を考えておくべきでしょう。